どうも、「チェリーコークこと木村です。
ここ数年、『NISA(※株や投資信託の配当金や値上がり益を非課税にする制度のこと)』などをきっかけに幅広い年代で個人投資家が増え続け副業としてもその人気が高まる株式投資ですが、結論から言えば、
普通のサラリーマンが、株式投資だけで経済的自由を掴むのは至難の業と言えます。
では、なぜ、株式投資で成功するのは難しいのか?
株式投資には普通のサラリーマンの方が成功を手にするには致命的な2つの欠点があるからです。
今回はここら辺のことについて話していきたいと思います。
欠点1:見るべき指標の多さと限られた取引時間
FXと株を比較した時に大きく違うのは見なければならない銘柄の多さです。
現在日本に存在する株式会社は数千社に上ります。
ということは、株の取引の対象となる銘柄も同じく数千通りあるわけで、それは同時に、チェックしなければならないチャートの数も数千種類あるということを意味します。
これだけあれば、値動きを追って行くのも一苦労です。
いくら時間があっても足りません。
よって、これだけの銘柄の研究を行うことは
普段本業のあるサラリーマンの方には物理的にかなり厳しい
と言わざるを得ません。
また、株式市場が開いているのは9時~15時までというのも、普通の会社員にはかなりネックです。
この時間であれば、多くの人はまだ会社で仕事をしているでしょう。
そんな業務の合間を縫って、膨大な数の企業のチャートをチェックし精度の高い取引を続けていくというのは、非常に困難であると言わざるを得ません。
普通の人にはかなり厳しいのかなと思います。
それに対し、外国為替はドルやユーロをはじめ、多くても20種類の通貨取引があるだけです。
そのうちの自分の手がける通貨5~6種類をメインとするのであれば、通貨(銘柄)の研究に割く時間は株と比較して大幅に短縮されます。
そして、株は取引時間が9時から15時までと限られているのに対して、FX取引の外国為替市場では24時間取引が行われています。
ということは、仕事などで日中時間のない人でも、仕事が終わった後、夕方以降集中して取引ができます。
また、FXでもっともレートが動く時間帯は、日本時間の夕方以降のニューヨーク市場とヨーロッパ市場です。
つまり、その時間に集中して取引が行えるのであれば、十分大きな利益を獲得するチャンスがあるというわけです。
また、FXであれば「指値注文」や「逆指値注文」などのいわゆる「予約注文」が可能なのも注目すべきポイントです。
予約注文とは、あらかじめ、エントリー時にレートの値がいくらになったら決済するのかを、事前に決めて置くやり方のことです。
こうすれば、相場にじっと張りついている必要は一切なく、1日に数分の作業だけで取引を済ますことができます。
これなら時間に余裕のない人でも十分実践できますね。
欠点2:株式投資を本格的に始めるためには大きな元手が必要になる
株式投資には、1つの銘柄を購入する際、会社ごとに、最低限必要とされる売買単位(単元株式数)が決まっているため、本格的に始めるためには少なくとも数百万のまとまった資金が必要です。
ただでさえ金銭的に余裕のないサラリーマンの方がこれだけの余剰金を用意するのは、正直かなり厳しいと言えるでしょう。
その点、FXの場合は少ない資金から取引を始めることができ、かつ、それを雪だるま式に倍々ゲームのように増やしていけるというメリットがあります。
つまり、FXのほうが株式投資よりも
小資金から大きな利回りを上げることができる
ということです。
ちなみに、利回りとは、
「使ったお金が年間何パーセントの利益を生み出したのか?」
を意味する言葉です。
たとえば、利回り5パーセントであれば100万円が105万円になる
利回り10パーセントであれば、100万円が110万円になる
といった具合です。
そんな利回りですが、「ゴールデンエイト」という言葉があるように一般的な株式投資の世界では
利回り8パーセントを確保できればそのトレーダーはかなり優秀である
と言われています。
利回り8パーセントであれば、100万円を投資した場合、それが108万円になって帰ってきて、その差額の8万円が儲けになる、という感じになります。
今は銀行の定期預金の金利が良いものでも0.3~0.4パーセントの時代ですから、8パーセントと言えばかなり優れた投資と言えます。
しかし、これがFXの場合なら、その利回りはいったいどの程度になるのかというと・・・
薄っぺらい小手先のテクニック、陳腐な方法論だけでも利回り20~30パーセントくらいであれば簡単に出すことができます。
そしてさらに、相場の原理原則にのっとってしかるべきやり方を学び実践していけば、個人トレーダーでも十分に利回り100パーセント、ないしは200パーセント以上の利回りを叩き出して、株式投資と比べてずっと短期間のうちに資金を大きく増やしていくことも決して難しいことではありません。
これはたとえば、同じ8万円を稼ぐために株式投資であれば100万円の元手が必要であるのに対し、FXであればその25分の1の4万円だけでいいということでもあります。
利回りが大きいということはそれだけ費用対効果も高いということです。
さらに、この数字は金利0.3~0.4パーセントで優良と言われる銀行預金の実に500~600倍以上。
そう考えると、FXで稼げる利回りが実に驚異的であるかがわかります。
この差をバスケットボールでたとえるなら株式投資チームがゴールネットを揺らす前に1点分の得点にしかならないのに対し、一方でFXチームはどこからシュートしようと全てが25ポイントシュートになる。
それくらいのハンデをつけて勝負しているようなものです。
そんな理不尽なルールで勝負している限り、両者の差は広まって当然です。
こうして身近なものにたとえると、FXと株の利回りの違いがよくわかりますね。
一度でもFXの利回りの大きさと、その確実性を知ってしまうと、FX以外に投資することがアホらしく感じてしまう。
それが正直なところです。
まとめ
もし、株式投資に参入するのであれば、FXである程度の結果が出て、余剰資金が1000万~数千万円貯まり、そこからさらに次のステージに向かうために行う。
この順序であれば、株式投資も1つの選択肢になるかもしれません。
しかし、まだそれほどの稼ぎがない場合は、利回りの低い株式投資への参入はおすすめできません。
いつまでも利回りの低い給与所得だけで稼ぎ、そこで得た少ない余剰金を利回りの低い株式産投資にまわすだけでは、本当に十分な経済的自由や成功を手にすることはなかなか難しいということです。
それでは。
チェリーコーク(木村裕一)
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