資本主義の宿命『ゼロサムゲーム』の戦いに生き残る方法

どうも、チェリーコークこと木村です。

前回に引き続き今回も「一億総投資家時代を生き残るための極意」というテーマでお話したいと思います。

前回の記事はこちら:なぜ日本人は投資にネガティブなのか?アメリカによる戦後教育の狙い

今回のテーマは「資本主義」についてです。

この世界が資本主義のルールに基づいて成り立っているというのは誰もが周知の事実でしょう。

しかし、その「本質」を理解している人はあまりいないのではないかと思い、今回のテーマを設定しました。

この前提を理解しないことにはお金持ちにはなれません。

中には「お金を稼ぐのは悪いことだ」というマインドブロックが根強くある人もいるかもしれません。

しかし、今回のお話を聞き、資本主義の真実に気づけば、きっとあなたも「お金を稼ぎまくろう」という気持ちになると思います。笑

 

この世界は資本主義であるということを理解していますか?

 

漠然と「お金持ちになりたい!」と考えている人は多いと思いますが、
そのために資本主義の大前提となる「金融」のルールを学ぼうとする人は少ないように思います。

資本主義で勝つためには金融を学べ!

と言うくらい、金融の知識がないと資本主義では勝てないと思ったほうがいいです。

なぜなら金融を知らないと損をするからです。

金融を学ぶことはひいては世の中のルール、構造を学ぶことと等しい。

そこで、まずは金融のルールの大枠を学んで行きましょう。

まず、最初に知っておいていただきたい重要な概念に、

『ゼロサムゲーム』

があります。

これは簡単に言えば、自分が負けてるからその分得してる人たちがたくさんいる。
もしくは、自分が勝てば、その分自分の下にも沢山の人がいるということです。

ようは、資本主義である以上、
「全員が勝つ」ということはありえないということです。

ここが資本主義が批判される大きなポイントですね。

資本主義は実はダメなところも多いと。

しかし、生きてる間に資本主義が変わることはおそらくないでしょう。

だったら、資本主義のルールを最大限に利用してやろうというのが賢い考え方ではないかというのが僕の意見です。

 

金融の世界では負けを作らないと勝てないと言う話

 

今話したように、資本主義ではみんなで一定の幸せレベルを決めて、
それをみんなで目指そうとしてもできない仕組みになっています。

たとえば、今の日本であれば、
年収1000万円というのが一つの成功の指標みたいなところがありますよね。

では、1億人全員が年収1000万円になることはできるのか?

それは残念ながら無理なんです。

正確には、もしかしたら数字上は年収1000万を全員が稼ぐ時代がやってくるかもしれませんが、
その時は物価もそれだけ上昇しています。

つまり、全員が年収1000万になってしまったら、
その時は「年収1000万」には
今ほど希少価値がなくなっていると言えます。

なぜなら、それはただ
「平均値が上がった」だけに過ぎないから。

資本主義社会においては

「平均を上回ることに価値がある」

のであり、それはつまり、

「平均を上回ることでしか豊かになれない」

ということを意味します。

だからこそ、資本主義で勝ち上がるためには、残酷ですが
必ず自分の下に負けを作る必要があるのです。

資本主義はいわば少数の勝者と、
大多数の敗者によるピラミッド型に必ずなります。

多くの人が負ければ、一部の人は
その分ピラミッドの上に行って豊かになれます。

残念ながらこれが資本主義の基本構造なのです。

 

資産運用を「しなければならない」本当の理由

 

ピラミッドの上に行くということは、
つまり自分の収入を平均より上げることを意味します。

じゃあ、どうすれば自分の収入を上げて
ピラミッドの上に上がることができるのか?、

そこで、僕が一番お勧めするのが資産運用です。

多くの人は会社に勤めてそこで給与所得を得ると言った
労働集約型の収入しか得ていません。

しかし、労働収入はたとえるなら、
ピラミッドの階段を一段一段上がってくのと同じ。

皆一生懸命上ろうとするも、なかなか登れません。

なぜなら、最初から最後まで自分の足で登る必要があるので、
途中で疲れてしまうんですね。

それに対して、資産運用は例えるなら
自動で頂上まで上がれるエレベーターのようなものです。

だから、カロリーを消費せずにお金を増やしていくことができる。

お金を稼ぐのに肉体的コストや時間的コストが取られないために、
楽に収入アップを図ることができるし、
さらに稼ぎたければ、空いた時間を労働にあてて稼ぐことも可能になるわけです。

僕らはよく「リソースを余らせる」と言ったりしますが、
投資はまさに労力と時間と言った
リソースを余らせながら、手持ちのお金を増やせるからいいんですよね。

また、投資をしてる人からしたら、
年収1000万円は全然少ないと言えます。

ピラミッドで言えば、まだ半分以下です。

投資家として本気で稼ごうと思ったら、
月に200万や300万だって全然稼ぐことができます。

さっきも言ったように、
投資は原資が増えれば増えるほど
倍々ゲームのようにどんどん収入は大きくなりますからね。

では、いったいどうすれば
そのように投資で成功できるのかをお話していきたいのですが、
その前に、そもそもここまでの話を聞いて、

「ピラミッドの下の方でも、
今の日本でならなんとか生活できるんじゃないの?」

と思われた方も多いのではないでしょうか。

実際、僕と同い年くらいのサラリーマンに話を聞いても、
なんだかんだ今のままで生きていけるからいいやと思ってる人は多いです。

しかし、このまま行くと、
ほとんどの人は今と同じような生活レベルを
将来的に維持できなくなるとしたらどうでしょう?

あわよくば資産運用をやってみたいという発想から、

「資産運用をやらなければならない」

というふうに思考が転換するのではないでしょうか?

今後世の中はインフレしていくので、
ただ銀行にお金を預けてるだけでは
日々預けたお金は「資産性」を失って行くということを理解しておく必要があります。

それを理解するために必要な概念が

金利です。

今銀行の金利は1%より全然下で
普通預金で0.001%

これだと、1年間100万円を預けてたら、10円しか増えない計算になります。

振込手数料などが入ると一撃でマイナスです。

なので、今はもはや銀行にお金を預けても損することはあっても、
得することは1ミリもないのです。

昔は金利が10%と高い時代もありましたが、
徐々に下がり今の0.001%の時代になってしまいました。

で、手数料の話を除いたとしても
この金利でお金を預けていると
実は僕たちは完全に資産を失ってるのです。

なぜなら、インフレだから。

たとえば、50年前の新卒社員の給料は2万円ですが、
今の新卒給料は20万円です。

これは単純に50年前に比べて
今の円の価値が10倍下がってるということです。

このペースでインフレが続くと、
毎年4%ずつ利回りを出さないと
資産は実質マイナスになってしまいます。

まあ、高度経済成長の頃は、
今以上にめちゃめちゃインフレしてたんですけどね。

インフレは経済成長の指標でもあるので、
毎年どれくらいインフレさせるかというのが国の戦略だったりもするわけです。

そこで、今の安倍政権は経済成長戦略として2%の物価上昇を掲げています。

結果、どんどん1円当たりの価値が下がっているわけですね。

ただ、これはもう

「目標達成するまでずーっと継続的にやっていきます!」

という国の一貫した方針なので、
今後この2%から大きく外れた数字になるとは考えにくい。

インフレ率は生き物のように途中で止めることができませんしね。

こうなると、銀行から毎年0,001%出ても、
その分お金の価値自体が2%下がるので、

資産性で見たら1.999%マイナス。

僕たちは銀行にお金を預けることで、
毎年1.999%資産性を失ってるっていうことです。

このように僕たちが毎年資産性を失っている傍ら、
得をしている人たちがいます。

それが「銀行」です。

だいたい銀行は僕たちから集めた預金を担保に、
自分のところのお金を5%ほどの利子をつけて外部に貸し付けています。

たとえば不動産、法人、国債、日銀

そして僕たち個人ですね。

今は銀行も昔に比べて僕たち個人にも積極的に貸付けしてくれます。

なぜなら、日銀が現在はマイナス金利政策を実行中なので、
その下がった収益をカバーするために個人に目をつけたからです。

とにかく、銀行はこうしたところに自分たちのお金を貸し付けて
そこからだいたい5%の利回りを出しているということ。

そして、僕たち個人には0.001%を払い出しています。

ようするに、
1000万円借りて、それが1年後500万円の利益が出た。
しかし、自分のところには1万円しか配当がない。

ということです。笑

ここに先ほどのインフレ率を交えて計算しても、
資産を5%増やしていけば、そこから預金者に0.001%払い出して
さらにお金の価値自体が2%下がっても、

資産性は2.999%プラス。

資産性を増やすことができています。

でも、なんかこれ不平等な感じがしませんか?

銀行が運用しているお金はもともと僕たち個人のお金なのに、
彼らはそれを使って毎年確実に資産性をアップしている一方、
僕たちは実質的に資産性はマイナス。

つまり、僕たちは銀行から合法的に搾取されてるわけです。

もともと自分のお金を預けてたのに、
それが銀行からプラスの分を抜き取られて、
自分はマイナスになってるんだから、
両者の関係は「吸収関係」になっていますよね。

だから、僕たちは銀行にお金を預けて
みすみす資産性を減らす必要はないのです。

今は貯金ていう考え方がメジャーだけど、
今後は「資産性」ていう考え方で見ていく必要があるということです。

 

日本人が貧乏なのは「資産性」を意識していないから

 

じゃあ、資産性が落ちると、
普段の生活にどういう影響が出るのか?

厚生労働省が行った調査によると、現段階で

「生活が苦しい」

と答えた方は63%に登ります。

すでにほとんどの人が普通以下の生活レベルで
ゆとりがあるというのは、30パーセントくらいしかいないわけですね。

しかし、今後はここからさらに、2%ずつ物価は上がってくんだから、
実質毎年2%ずつ生活が苦しいという人が増えているということになります。

なぜなら、物価の上昇に対して、
資産の増え方が2%ずつ離されてるから。

生活が苦しいと感じるということはは
持ってる資金と必要な資金に差が生じているということです。

その差が2%ずつ離されれば、
そりゃあ同じ分だけ生活が苦しい人も増えますよねって話です。

僕としては日本は先進国でこれだけの技術があるのに、
生活が苦しい人がこんなに多いって
普通におかしくないかって思うんですよね。

しかも日本は過労死が非常に多い国で、
ということは日本人はめちゃくちゃ働いてるわけで、

にも拘わらず生活が苦しいって違和感を覚えませんか?

日本人は頭もいいのに。。。

ただ、これには明確な理由が1つあって、それは、金融の知識がないからです。

でも、それさえカバーできれば、
世界で一番豊かな民族になれると僕は信じています。

 

日本人はアメリカ人の養分にされている

 

ここで、一つ疑問が出ます。

これだけ生活が苦しい人が多いのに、なんで日本は破綻しないのか?

ということです。

実際日本は現段階で1000兆円を越える借金があります。

これはGDP(国内総生産)比で見ると先進国中、堂々の第一位です。

まさに名実ともに借金大国なのが日本なわけですね。

ただ、僕個人としては
日本は今後も破綻しないと考えています。

いったいなぜなのか。

それは、たとえるなら、
日本はスネ夫のポジションにあるからです。

よく、
「ギリシャは日本より少ない借金で破産したのだから、
日本も破産するのではないか」

という意見が言われます。

この考え方をを「不安商法」的に利用している人も多いですよね。

「日本は将来破綻する!」
「だから、今のうちにお金を稼いでおきましょう!」

で、ネットワークビジネスや不動産を勧められたりとか。

ただ、実際は日本が破綻する可能性は非常に低いです。

なぜなら、

「日本は日本の銀行からのみお金を借りてるから」

です。

日本の国の債権を日本人に渡してるわけで、
これは例えるなら家族間でお金の貸し借りをしているようなもの。

だから、ぶっちゃけ返せなくても問題ありません。

仮に山田さんという人が父親や母親からお金をいくら借りてようと、
それは「山田家」に迷惑をかけているだけで、
お隣の家や、自分が住んでる街に迷惑をかけてるわけではありません。

同じく、諸外国から借金をしているわけではなく、
円建てで自国でお金の貸し借りをしているわけですから
あくまで国内での問題にしかすぎないわけです。

さらに、重要なポイントが、
日本が借金してる銀行に体力があるのかどうか。

つまり、銀行に現状お金が有り余ってる状態かという部分ですが、
日本の銀行にはめちゃめちゃお金があり余ってるので
全く問題ありません。

なぜなら、日本人は「預金率」がめちゃくちゃ高いからです。

僕たちが稼いだお金を資産運用に回さず、せっせと預金し続けているおかげで、
銀行は手元にたくさんお金が集まるので、潤沢な資金があるわけです。

以上の点から、日本が今後デフォルトする可能性は極めて低いと断言できるのです。

 

ただし、これで安心したらダメなわけですね。

なぜなら、日本人は生活が苦しいのにも関わらず、
資産運用という選択肢を取らずに
半ば自分の首を絞めるのと同じように無理やり銀行に預金しているからです。

これって異常ですよね。

なぜそこまでして日本人は預金にこだわるのか?

それが前回の記事でもお話したように、戦勝国アメリカのせいでした。

アメリカは戦争に勝って、日本に大きく分けて2つのことをしたんでしたね。

・教育方針の変更

・メディアのプレスコードを変更

この2つです。

この2つをやると、日本人の考え方を自分たちの都合のいいように変えることができるわけですね。

つまり、情報操作です。

子どもには教育で、大人になってからはメディアで
お金に関する偏った価値観に洗脳していく。

「せっせと働くことこそが美学」
「お金が欲しければまじめに貯金しなさい」
「借金は非常に悪いことである」

では、一体なぜアメリカはこのような価値観を日本人に植え付けようとしたのでしょうか。

それは日本の銀行にお金がたくさんあれば、
アメリカが潤うからです。

なぜ日本の銀行にお金がたくさんあればアメリカが潤うのかというと、
アメリカが日本に自国の国債を好きなだけ買わせることができるからです。

つまり、アメリカは資金調達したいときに、
好きなだけ日本からお金を引っ張れるということ。

現に、アメリカの国債を一番持ってるのは日本です。

すべてアメリカの思惑通りなわけですね。

逆に、アメリカ自体は国民の預金率が高くありません。

なぜなら、国民はわざわざ銀行に預金しなくても
自分たちで資産運用する方法を知ってるからです。

その分、アメリカは自国の銀行からはお金を引っ張ることができないため、
日本をいいように利用して自分たちの私腹を肥やしているわけですね。

また、日本人と違ってアメリカ人は資産運用によって利益を得ているので、
国自体がどんどん豊かになっていきます。

逆に、日本人のように運用リテラシーがないと生活はどんどん苦しくなっていく。

まさに一方が負けを作るというゼロサムゲームの典型であり、
日本はアメリカにババを引かされ続けてるようなものです。

だからこそ、余裕のある生活ができるという人は3%くらいしかいない。

そんな国になってしまうわけです。

日本人はこの現状を知らないので、
多くの人が間違った努力をしています。

これ以上仕事なんてできないのに、オーバーワークしようとしたり、
さらに副業を頑張ろうとしたりしていって最悪の場合過労死したり、
そんな悲惨な状態になっている人がどんどん増えています。

これを変えるためには、
アメリカ人が例えば資産運用で毎年5%ずつ資産を増やしてるとしたら、
その5%ずつ増えてる資産性っていうのを少ないと見れるくらい
日本人が資産を増やせるような運用リテラシーをつける以外ありません。

現状は日本人のほとんどが銀行預金で毎年0.001%ずつ利回りで増えて、
平均で2%ぐらいでインフレが起きてトータルで資産性を減らしてる状態なので、

日本人がここから例えば50%ずつ毎年利益を増やす。アメリカ人は5%のまま。

だったら、アメリカ人がババを引いてる状態になるわけですね。

その状態にすれば、今のこのゼロサムゲームの状況をひっくり返すことができます。

だから、今のこの吸収関係を脱却するためにも、日本には今後運用に関するリテラシー、
『金融力』というのが絶対に必要になるということを僕は言いたいんですね。

 

それでは、次回はさらに突っ込んでこの世界における
「お金のルール」についてより深く見ていこうと思います。

きっと衝撃受けると思います。笑

今後の物事を眺める視点が変わりますよ。

また、僕たち日本人に染みついた
貧乏になるべくしてなる思考や考え方を捨て去り、
豊かで幸せなお金持ちになるための正しい思考法を身に付ける、具体的な方法をお話します。

木村

 

次回記事:借金は悪くないむしろ良い事だというマインドセット。貧乏脳を脱出しろ!

 
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